第27話 避暑地にて・・・
そういう訳で・・・
夏です!
何だか知らないけど、ジョンとリンダが別れてしまったので・・・無理やり辻褄を合わせるべく・・・
サンセットバレーから程よく近く遠い湖の街で、バカンスを楽しむご一行!となりました。
子供たちはさっそく水遊び!
楽しそうで、まずはよかったよかった!
奥様方は、スパでのんびり日頃の疲れを癒し中。
男性陣は、ホットタブでゆったりとくつろぎの時を。
せっかくの旅行なのに地味な楽しみ方ですが・・・ww
とりあえずは初日ですし、まぁこんなもんでしょう。
と・・・肝心の主人公たちは・・・と言いますと・・・。
ジョンはやはり時折、浮かない表情・・・まぁそうでしょう。
不倫なんぞしてたのに別れちゃって、しかも別れてすぐに旅行先でバッタリ!ですもの・・・。
予想外のハプニングに戸惑っているのは、リンダも同じでしょう。
この日は、仮病を使ってとりあえず皆と行動するのを回避しちゃったリンダ・・・
窓辺でアンニュイな表情を浮かべていますが・・・。
「・・・お腹空いた・・・。」
・・・そっちかーいwwww
「体調の方はいかがですか?皆さんも大変心配しておられました。」
「少し眠れたので・・・楽になりました。・・・みなさんは・・・?」
「街の方へ出掛けられましたよ。よろしければ後でお送りします。」
「・・・えぇ・・・それは・・・また後で考えます。」
「ところで、お腹などは空いていませんか?」
「・・・実はペコペコで・・・」
「庭で収穫した果実で作ったエンゼルケーキです。」
「まぁ!随分久しぶりに食べる気がする。」
「他にも何か御用があればお申し付けください。」
『わぁー!なんて不思議な果物かしら。まるで光っているみたいね!』
『それは、炎の果実という植物です。お嬢様。』
『炎の果実・・・?これって食べられるの?』
『もちろん!これを使ってエンゼルケーキを作るんですよ。』
『リンダ、もう少し姿勢良く食べなさい。人前でみっともないですよ。』
『ねぇお母様、このケーキを食べると何だか体がポカポカするみたい!』
『ははは。エンゼルケーキを初めて食べたみたいだね。しばらく体が温かくなるよ。』
「・・・?」
「リンダさん大丈夫かなぁ?」
「なーにチェスったら、気になるの?」
「だって・・・せっかく来たのに体調が悪いなんて気の毒だもん。」
「そうねぇ。後で電話してみるわ。来られそうなら、執事さんにお願いしてみるわね。」
「・・・まさかね。」
「ゴスさんの別荘になんか来た事がある訳ないじゃない・・・」
「・・・きっと・・・うちの別荘と勘違い・・・」
「・・・この噴水・・・」
『あはははー!早く捕まえてよー!』
『・・・逃げ足の速いお嬢さんだな!』
『ふふふふ・・・』
『はい!今度は、おじ様の番ね!』
『いやー・・・参った参った・・・少し休憩しよう・・・』
「・・・・・・えっ・・・・・・」
「・・・あの帽子・・・!?」
「・・・思い出したかの?」
「・・・まさか・・・!?」
「元々、ここはカーター家の別荘じゃったからの。」
「・・・。」
「そうじゃよ。お前さんの素性なんぞとっくの昔にわかっとったわい。」
「・・・わたし・・・行かなきゃ・・・。」
「心配せんでいい。父上とは昔々に大喧嘩して以来、連絡も取っておらん。」
「尤も・・・わしが連絡するまでもなく、居所くらいわかっているだろうがな。」
「・・・。」
「・・・何と言えばいいのか・・・。」
「お嬢様のご帰還じゃ。ふぉふぉふぉ。」
うふふ・・・
出来るだけさりげなく、服装や言葉遣いなど、ヒントは散りばめていたつもりですが・・・
それにしても唐突なお嬢様設定・・・www
いや、長い物語ですし、ゲーム内で起こった出来事を元に話を組み立てていますから、多少無理やりなところはどうしても出て来ちゃいます。
まぁでも、リンダの隠しておきたい過去の一つは、実はこれだったのですねー。
無理やり!無理やりなのはわかってるけどー・・・リンダって何となくそんなイメージだったんだもん!(開き直り!)
「あのね、リンダに電話してみたんだけど、ガンサーと出掛けたって言ってた。」
「ふーん、どこに?」「さぁ・・・?」
「でも、出掛ける元気は出たって事だね。よかった。」
「チェスは本当に優しい子ね。」「へへへ。」
そんなお二人がやって来た気になる行き先ですが・・・
ジャジャジャーン!
いや、やっぱゴス家って名家でしょう?
リンダも名家出身という設定がようやく暴露された今・・・
やっぱり名家のお嬢様みたいな事やってもらいたいんだもーん!
てことで・・・
「綺麗な馬・・・」
「そいつは大人しくて乗りやすい馬じゃよ。」
「馬・・・随分乗ってないし・・・今日は服もこんなだしね・・・。」
「なんと!偶然にも!服は用意してあるんじゃ。乗ってみたらどうじゃね。」
どんな偶然ー!!wwまぁ細かい事は気にしない気にしない!
一方その頃・・・
一応、避暑地の夏休みですからね。
地味でも・・・レジャーっぽい事は楽しんでもらわなきゃ。
しかし・・・このボートのエンジンが凄まじいというか・・・
まさに『爆走』といった感じで、SSが撮り難いったら!
今度はスワンボートでプカプカしたい気分です。
そんな事より、気になるお嬢様リンダの乗馬に話を戻します・・・www
「よろしくね!ベラさん。」
この白馬はランダムで出た名前がまさかの『ベラ・ゴールデン』
いかにもゴス家っぽくて即採用!
やっぱゴス家ですわー。
セレブですわー。乗馬似合いすぎですわー。
リンダも負けていませんわー。
ペット拡張はわりと重くなる(特に馬!)のと、犬猫でもシムが世話に掛かりっきりでなかなかアレなんですけど、やっぱあるとないとじゃ、あってくれて本当にありがとー!!って感じです。
お子様たちは清清しい湖にてシュノーケリング。
と、ふとした瞬間のジョンの切ない表情頂きました。
ますます絶好調のゴス氏。
かっこいい!
さて、いつまでも『乗馬いい!』ばかり言ってても仕方ないので・・・www
一通り馬に乗って気が済んだゴス氏。
「どれ、ちょっと皆を驚かしに行こうか?」
おやおや、やっぱりお茶目なイタズラ爺の血が騒いでしまったようです。
まぁ、なんだかんだ、のんびりとした休日っぽくなって一安心しました。
言うても出来る事は多いのに、わりと地味なアクションが多かったので、どうなるやらと頭を悩ませたんです・・・。
飛び込みのアクションなんかは4のイメージで記憶してたりして、ホント・・・思ったより地味で頭を抱えました・・・。
さて、そんな安らぎの一時を破った雄たけびがここで炸裂・・・!
「おーい!小僧ども!わしの勇姿をご覧あれ!」
馬「ヒヒヒーン!!」
「・・・馬・・・!?」
「・・・馬だ!!」
「・・・おねえさん・・・馬に乗れるんだ・・・」
「・・・ちょっとカッコ良すぎやしないか・・・?」「うん!」
「おやおや!これまたド派手なご登場ですな。」
「ほほほ!ちょっと驚かせてやろうかと思ってな。」
「そりゃぁもう、バッチリですよ!」
「おねえさん!元気になったんだね!ていうか馬!カッコよすぎだよ!!」
「へへへ。」
「そいつはワシの言う事しか聞かんよ?」
「・・乗った後に言われましても・・・。」
まぁ、お約束の展開って事で・・・www
「さて、じゃ帰るかの。」
ほらほらぁ~?
何となくお嬢様に見えてきたでしょう~?
ジョンはどうしてもこういう女性に弱いんだろうなぁ・・・とニヤニヤしつつ・・・www
ゴス氏のお茶目なイタズラも無事大成功し・・・
でもやっぱり、まだ言葉を交わすのは無理なのかなぁと思ったり。
「あーーっ!おねえさんだ!」
「馬・・・格好いいなぁ。」
このチェスって子は、本当に素直でいい子なんですよね。
「凄いねぇ!馬に乗れるなんて知らなかったよ!」
「ふふふ、久しぶりに乗るからちょっと緊張したけどね。」
「ね、よかったら乗り方教えてよ!・・・難しい?」
「ううん、馬と仲良くさえなれたら簡単だよ!」
(・・・ホント?馬に関してはド素人なもので・・・)
「えーでもチェス~・・・明日は湖で秘密のスポット探索するんだろ?」
「うーん・・・そっか。じゃ明後日だね。」
「俺・・・動物は苦手なんだけどなぁ・・・。」
「・・・ふふふ。」
「ねぇ、ちょっとだけ触ってみてもいい?」
「いいけど・・・優しくね。」
「うわぁ・・・あったかいんだね!」
「うん、そうでしょ・・・。」
せっかくの休暇なのに、やっぱり浮かない顔のリンダなのでした。
まぁでも、せっかくの休暇です。
もうちょっと悪あがき・・・じゃないや、地味なアクションの3のシムと格闘しつつ、もう数日、のんびりして下さいな。