旅立ちの時
少し秋色になった始まりの地、ウィロークリークのこの通りから・・・
一人のシムが旅立とうとしています。
「寂しくなるわねぇ。」
「・・・うん。」
「まぁ・・・システム的には、いつでも行き来出来るんだし、そんなに気を落とさないの!」
それを言っちゃぁ、元も子もないんだけど・・・まぁ、雰囲気です、雰囲気!
「それでは・・・我が娘、サヤカの大成功を祈って!」
「エイエイ!オー!!!」
「さ!ささ!ろうそくを吹き消して!」
「大人の階段、上っちゃえ!」
「ハッピーバースディー!!」
「サヤカちゃん!」
妙にテンション高めの誕生日パーティーですwww
今日はウィロークリークいちのひょうきん者、サヤカちゃんのお誕生日!
全く見知らぬシムレベルだけど・・・一応、サヤカちゃんのご両親です。
一人娘の独り立ち、さぞ感慨深い瞬間でしょうね。
「・・・おめでとう、サヤカ。」
「うん、ありがとね。」
「今日の主役なのに、こんな所で何してるの?」
「えへへ・・・うち狭いし・・・外の空気を吸いたくてね。」
「大人かぁ・・・どんな感じ?」
「ん?別に、何も変わらないみたいだよ。エマだって、もうすぐじゃん!」
「うん・・・」
「あー・・・でもサヤカなら、きっと向こうでも大活躍出来るね!」
「えへへ・・・そうだといいけど。」
「何言ってるの、絶対だよ絶対!」
幼馴染みで、永遠の親友が一足先に町を出て行ってしまいます。
寂しいけど、頑張って欲しい・・・けど・・・やっぱり寂しい・・・ね。
「私たち、これからもずっと親友だよ。」
「うん。」
さて、湿っぽい展開はここまで!
いや、せっかくのセレブ拡張だし、成り上がりたいシム選考会で気になってしまったので、サヤカちゃんをセレブにしてみようと思ったんだけど、どうせなら町を出るってシーンを残しておきたかっただけの、いつもの妄想癖でした。
さてさて。
胸いっぱいの夢と希望を抱えて、やって来ましたデル・ソル・バレー!
新マップはこんな感じです。
賑やかな大通りエリアと、住宅街と、セレブ住宅街って感じかな。
映画史博物館っぽい建物や、ラウンジ、ジムなどがある大通りエリア。
下積み時代のシムたちが暮らす普通の住宅街エリア。
セレブエリアは、またのお楽しみに取っておくことにします。
「あぁ!アレンさん!こっちですこっち!」
「よろしくお願いしまーす。」
なにはともあれ、実家を出たという設定のサヤカちゃんには家が必要です。
せっかくなので、下積みエリアで暮らそうと思ったんですけど・・・
・・・どうも地味。
いや、スターターハウスにしては、ゆったりとした間取りでリフォーム次第ではいい感じになりそうだけど・・・
もう一つの空き区画は、広大な空き地だし・・・。
と言うか、もっとこう・・・都会っぽい感じを想像していたので、ちょっと期待しすぎた感は否めません。
うーん・・・サヤカちゃんもこう言ってることですし・・・
まぁ、いいや。
新居については、後で考えましょう。
とりあえず、街に繰り出して気分転換です。
2つあるラウンジのうち、こっちの方はいかにも豪華な感じですね。
これは多分、セレブじゃないと入れなさそうなので、庶民的な方を覗いてみれば・・・
うーん・・・なんか・・・しけてやがる・・・www
まぁデフォルト区画っていつもこんな感じなので、いつも通り、逸る気持ちを抑えて、超特急でリフォームすること数時間。
気を取り直して、さっそく、お出掛けです。
写真では分かりにくいけど、セレブと遭遇するとシムたちが大興奮してて楽しそう。
セレブにも色々、種類があるようで、彼女は『期待の新人』だかそんな感じのヤングセレブって感じかな。
隣のランドグラーブ夫人の方がよっぽどセレブだよね・・・って突っ込みは置いといて・・・ww
で、しばらく遊んでいると・・・
遂にやって来たのが『本物のセレブ』とかなんとかいうセレブです。
超セレブになるとキラキラオーラをまとって、しずしずと歩くのが特徴みたいですね。
パパラッチにファンにで、現場は騒然!
興奮しすぎて気絶しちゃうシムもわりと続出で、恐るべし、本物のセレブ!
で、笑っちゃったのが・・・
セレブをクリックすると『名声の輝きをオフにする』なんてコマンドがあったりして・・・www
せっかくセレブになったのに、プレイヤーの指先一つでセレブオーラをオフれるとか、なんか気の毒ですね。
あ!このシムはトレイラーに出てた可愛い子ちゃんだ。
さすが、新拡張の顔になるだけあって可愛いシムですね。
どうもこのシムもセレブを目指して奮闘中のようです。
基本的にはセレブシムとは通常の交流は出来ないみたいだけど、顔見知りになれると普通にお話とかも出来るみたいです。
てことで・・・
「い、いつも雑誌とかで見てます!」
「ありがとう!ねね!それ可愛いピアスね!」
「え、えへへ。」
「ふーん、ウィロークリークから出て来たの。あそこも田舎だよねぇ。」
「う、うん。早く有名になって・・・父ちゃん母ちゃんに楽させたいんだべ。」
「へー、だったら、もう事務所は決めたの?」
「じ、事務所?」
「有名になるなら、まず事務所に所属するのが手っ取り早いわよ。
あ、あと・・・もうちょっと派手にした方がいいんじゃない?」
「この街って個性的なシムが多いから、それじゃ埋もれちゃうかもね。」
「な、なるほどー。」
『エマへ・・・
元気にしてる?
こっちは、何とか家も決まって少し落ち着きました。
デルソルバレーの空き家がパッとしないから結局、隣町のアパートにしたよ!
ちょっとボロいけど、初めての一人暮らしには十分かな。
えへへ、あのね!
べネッサちゃんと知り合いになっちゃったの!
色々教えてもらえたから、無事、事務所も決まったよ。
っていうか、雑誌とかでは目立ちたがり屋とか書いてるけど、ほんとはすごくいい子なの。
今日は教えてもらった美容室に行ってイメチェンしてみるつもり。
また写メ送るね。
まだ少しバタバタしてるけど、落ち着いたら遊びに来てね。
もうエマに会いたくて泣きそうだけど・・・
まだ始まったばかりだから頑張らないとね。
おじさんとおばさんにもよろしく!
もし仕事が決まったら一番に教えるから、絶対観てね!
多分・・・何かのコマーシャルだと思うけど、何でもやってみるつもりだよ。
頑張っていつか有名になってみせるから、楽しみにしてて!
明日は初めてのオーディションなんだぁ。緊張するけど、頑張って来る!
とりあえず、今はこんな感じかな。何とか達者にやってます。
エマも元気でね。じゃ、またね!』