町の反対側
という訳で、アルストン家の愛娘ケイリーが無事誕生日を迎えました。
幼児期の愛らしさには随分と癒されましたが、これからはワクワクの少女期です。
そんな、誕生日の翌日。
この日は土曜日なので、家族揃って新しい朝を楽しめそうなタイミングです。
マークとアイリスは、無事にケイリーを育て上げるという大仕事を一つクリアして、ほっと一息。
今朝は、お寝坊さんですね。
隣の寝室では、ふかふかのベッドで一晩ぐっすり眠ったケイリーがお目覚めでした。
ふふふ、今日は1日、何をしようかなー???ってな具合でしょうかね。
「おはよー、ダスティー。」
しばらくすると、お父さんお母さんも起きて来て、家族揃っての朝食です。
さぁ、今日も幸福に包まれた1日が始まりました。
「学校?」
「そう学校でお勉強したり、お友達と仲良くなったりするのよ。」
「ケイリーは次の月曜日から登校だな。楽しみかい?」
「うん!」
でね、思ったんですけど、この家庭って事件の起こりようがありません。
なんだか、本当に無難なシムを選んだので、本当に平々凡々な幸せ家庭なんです。
でね、これじゃ、いくらなんでもブログ続けるのも厳しいかなーって・・・ww
いや、日々それなりに出来事は起こるんですけど、どうしても同じ日常の繰り返しになってしまいますでしょう?
それに、わたし・・・今更なんですけど、このムーンライトフォールズって町の雰囲気がとっても好きになってしまったから、まだしばらくここで過ごしたい。
なので・・・
「あ゛ーーーーーっ!もうウンザリ!こんなしみったれた家なんて!」
「だったら、お前も働いたらどうなんだ!?」
「はぁ?こんな、か弱い女性に外で働けって言うの?この人でなし!」
物語には、影があるからこそ光が際立つ・・・じゃないですけど・・・
でもやっぱり、どちらかと言えば影側の方に興味があるので、どうしてもこんな寸劇を挟みたくなるんです。
あーぁ、せっかくのんびり観察しようと思ってたのにな・・・ww
まぁ、幸せなアルストン一家と・・・
その対極にあるプレスコット家。
その1人息子、トーマスをどうしても幸せにしたい。
なんだかね、ケイリーの家庭が余りにも幸せに満ち溢れているので、ついうっかり・・・こんな事を思いついてしまいました。
また話がややこしくなるので出来るか出来ないか、しばらく考えたんですけど、
やっぱ3の底力は果てしないと再確認しているところです。
ま、そんな訳で、また色々やってみようと思います。
では話を・・・子供時代を精一杯謳歌するケイリーに戻します。
「おじさん、そのキラキラ光る不思議な杖はなぁに?」
「ん?これかい?じゃよく見ててごらん?」
「ほら!リンゴをどうぞお嬢さん。」
「ええええーっ!どっから出て来たの!?そのリンゴ!」
「すっごーい!ケイリーもやってみたい!」
「ははは、本気なら錬金術の勉強を始めてみるといいよ!」
いいなぁ、ワクワクがいっぱいの子供時代。
ケイリーの未来はまだまだ色んな可能性があるからね。
まぁ、焦らず、色々試してみたらどうだろう。
と言いつつ、もうすでに何の脈絡もなく『歌手になりたい!』『歌手になりたい!』
と生涯願望を出しまくるケイリーですが、歌手はダメです。
だって・・・
将来、歌手になるのはこの子だからね。
ホントは子供時代に最初に出した生涯願望を採用してあげたいんだけど、ケイリーの場合は特質にも関係してないし、子供の気まぐれだとごまかしつつ・・・
さて、将来は歌手になるプレスコット家のトーマスです。
くぅーっ・・・子供のくせに・・・シムのくせに・・・
なんでこんなドンピシャな表情してくれるんだろう。
歌手どころか憧れのブリッジポートで俳優業もバッチリこなせそうです。
まぁそんな華々しい将来はまだまだ先の話。
今はまだ・・・今日も1人でひもじい夕食です。
将来は・・・将来は絶対幸せにしてみせるから耐えるんだ、トーマス。
「遅くなって悪かったな、トーマス。」
「別に・・・仕事なら仕方ないでしょ。」
「・・・そうだな。あれ?お母さんは?」
「知らない。」
「そうか・・・ったく・・・。」
「トーマス、腹減ってないか?」
「ううん。さっき1人でアイスクリーム食べたから。」
「・・・ったく・・・あいつはこんな時間まで何やってんだ。子供ほったらかしでよ。」
「別に、居ても居なくても一緒だからいいよ。」
「・・・そ、そうか?うーむ・・・それはそれで問題だな・・・。」
あ・・・ちょっと悲惨な家庭にしすぎかな・・・w
でもケイリーと対極だから仕方ない・・・耐えるんだ、トーマス。
さて、『仕事中毒』なお父さんは帰宅後も延々お仕事しちゃうし・・・
そんな一人ぼっちのトーマスにとって、何よりもの癒しが『音楽』だったりするのは・・・
わりとよくある話・・・なのではないでしょうか。
てなところで、この物語・・・いけそう!と勝手に1人で盛り上がっている今日この頃です。
あ、そうだそうだ。
もちろん!ヴァン・グールド家の事も忘れてないよ。
けど、あなたたちには永遠の時間があるから、出番はもうちょっと後までお待ち下さいね。