第29話 ジョンの決断
そんな訳で、予想外の避暑地編。
もういい加減、ここらで物語を動かしておきたい・・・
そして故郷サンセットバレーの潮風も恋しくなって来ました。
なので・・・wwもう無理やりでも何とか、まと・・・まる・・・かなぁ。
ともかく、今夜は酒場でちょぴり大人の夜。
ジョンとリンダが色々あった・・・なんて知る由もない連れたちは、それぞれ思い思いに夜の時間を楽しんでいますが・・・
「・・・あのー・・・皆さん・・・?」
「うーん・・・」
「・・・参ったな。」
「・・・。」
参ったも何も・・・仕込み通りなんですけど、まぁ・・・細かい事は置いておいて・・・
そうだ!こんな時は・・・
やっぱ飲む・・・かなwww
「よし!マスター!とりあえずワインを片っ端から出して下さい。」
「え・・・?そんなに飲むつもり?」
「・・・あなたは向こうで遊んで来たら?プンプン!」
皆さん、それぞれペアになって楽しそうに過ごしているのに・・・
「・・・なぁ・・・」
「・・・うぃーっ・・・」
「・・・大丈夫か?」
「うん!大丈夫大丈夫!マスターっ!もう一杯おかわり!!」
はい!ww本邦初公開!!酔っ払いリンダちゃんです。
「・・・ちょっと飲みすぎじゃないか?」
「ううん!全然!絶好調なんらから!」
「・・・短時間で結構、飲み散らかしたなぁ・・・。」
「全然、平気らもーん。」
「・・・ぷっ・・・そのわりに、ほっぺ真っ赤だぞ。」
「・・・そんな事ないもん!ていうか、今笑ったでしょ!」
「そりゃ笑うだろ・・・ww・・・そのほっぺ・・・」
「・・・わらしのほっぺが何!?」
「いや・・・別に。」
「・・・なんか・・・こうやって話するの久しぶりだよな。」
「当ったり前だもん。らって、わらし達・・・」
「・・・わらし達・・・はぁー・・・」
「・・・何だよ・・・?」
「やっぱり・・・飲まなきゃやってらんないもん!べーぇだ!」
「やっだぁ!二人して何そんな辛気臭い飲み方してんのよぉ!」
「イケナイ不倫カップルじゃあるまいし!ねぇ?」
「ははは・・・面白い冗談ですね・・・。」
ホント、際どいジョークをぶちかましてくれる『笑いのセンスなし』なシムwww
「・・・むにゃ・・・むにゃ・・・」
「・・・あらら・・・。」
「・・・たくさん飲んでたからなぁ・・・。」
「それに、ほら、この子・・・最近ほんとにキツかったみたいだしねぇ。」
「・・・そう・・・ですよね・・・。」
「うん、ジェロッドさんが亡くなってからずっと元気なかったし・・・」
「なんか、ずっと一人で泣いてたみたいね。
ジョンさん、悪いけど先に送ってもらえないかしら?うちはタクシーでも捕まえて帰るから。」
「ジョンさん、いける?」
「えぇ、これくらい平気です。」
い・・・いいなぁ・・・。
なるべく乙女チックな展開って・・・こっちが照れるので避けたい心境でもあるんですけど、やっぱ酔いつぶれた女の子をひょいと抱きかかえる・・・ってシチュエーション・・・い・・・いいなぁ・・・。
「あら、幸せそうな顔しちゃって。いい夢でも見てるのかしらね。」
「・・・そうだといいけど。」
「じゃ、悪いけど、お任せしますね。」
「はい、任せて下さい。」
ではここで、久々に今日のテーマソングを。
今回は『Conor Maynard - Turn Around ft. Ne-Yo 』の気分で頑張りました。
「・・・うーん・・・」
「寝といた方がいいぞ。」
「・・・え?・・・ここどこ!?・・・みんなは!?」
「先に送って行ってる途中。着いたら起こすから寝てていいよ。」
「・・・うーん・・・」
「・・・き・・・き・・・きぼちわるーい・・・」
「・・・え?ちょっと待て、今止めるから・・・」
「・・・ちょっと・・・今すぐ・・・止めてーっ!」
たたたた・・・(←走ってる音です。雰囲気です雰囲気・・・w)
「・・・なぁ、大丈夫か・・・?」
「おい・・・?リンダ・・・?だいじょ・・・」
「・・・ぐすっ・・・大丈夫じゃないもん・・・」
「・・・ちょ・・・なんで泣いてるんだよ・・・そんなに気分悪い?」
「・・・そうじゃなくて・・・」
「・・・じゃ・・・どうしたんだよ・・・」
「だって・・・!せっかく休暇を楽しもうと思ってたのに・・・」
「あなたが居たんじゃ・・・ちっとも楽しくないんだもん・・・!」
アンタ・・・なかなかドイヒーだね・・・!!
「・・・悪かったよ・・・。」
「ほら!またそうやって謝るでしょ・・・!」
「・・・他にどうしろって言うんだよ・・・。」
「・・・わかんないけど・・・」
「あなたは、いつもそうやって謝ってばかりなんだもん・・・」
「・・・。」
「・・・わたしこそ・・・あんな事になって・・・どうしていいかわかんなかったけど・・・」
「・・・二人でいる時くらい・・・せめて・・・」
「・・・せめて・・・」
「・・・ごめんな・・・ごめん。」
「・・・俺・・・出来ない約束はしたくなかったから・・・悪かったよ・・・。」
「・・・別に何も約束なんかして欲しくないし・・・あなたは何も悪くない・・・」
「・・・だけど・・・それじゃあんまりだろ・・・?」
「・・・だから・・・わたしは最初からそれでいいって言ってたのに・・・」
「・・・ごめん・・・」
「わひゃひゃひゃ!!!」(←酔っ払いの騒音ね。雰囲気です雰囲気・・・w)
「少しは気分・・・落ち着いたか?」
「・・・うん・・・でも、帰らなきゃね・・・。」
「そうだけど・・・」
「・・・もうちょっとだけ・・・」
「ふふふっ・・・変なの・・・!」
「ん?なにが?」
「最後だからって皆で何かしようって言ってたのに、結局バラバラなんだもん。」
「しかも、このペアだしな。」
「ふふふっ、そうだね・・・こればっかりは仕方ないもんね。」
「まぁ、俺にとってはラッキーかな。」
そんな訳で・・・
予定外の避暑地編でした。
予定外に撮影が増えちゃって・・・ホント涙目でした。
『したい事』と『出来る事』はやっぱり別物だなぁ、としみじみ実感した避暑地編でした。
でも・・・撮影には苦労したけど・・・
なんせ、アイランドパラダイスの水上レジャーって激重ですし・・・ww
でも・・・
撮影に苦労した甲斐あって、素敵なひと夏の思い出作りが出来たようです。
めでたしめでたし!
あ、あと、今回はポーズMODが無ければ成立しませんでした。
本当に重ね重ね、作者の方々には感謝してもしきれないです。
「さぁて。では、長いドライブと行きましょうか。」
執事さんの気配りが行き届いた、この館ともしばしのお別れです。
「ありがとうね、ベラちゃん!また来るから・・・絶対!」
「ヒヒーン・・・!」
「おーい!そろそろ出発するぞーっ!」
「はーい!」
う・・・
うわーん!
・・・え?泣いてますよ、泣いてますとも。
故郷サンセット・バレーですもの・・・そりゃ泣くんです。
撮影の苦労も相まって、ほんとに恋しかったんだもーん!
故郷サンセット・バレーへの望郷の念はさて置き・・・www
ともかく・・・
ようやく・・・日常に戻りました。
あの星空の下で、少しは互いの気持ちをぶつけ合えたと思いますが・・・
結局、どうなるのかさっぱりわからない・・・ww
このまま、何事もなかったかのように過ごすのか・・・
それとも・・・
ー・・・コンコン・・・ー
こうして・・・この二人の・・・
イケナイ関係・・・第二部が無事・・・?始まったのでした。
(これだけの為にとんだ回り道だよ、まったくもう!)