第25話 予感
リンダが越して来るまで結構遊んでいたセーブなので、
全体的に高齢化の波が押し寄せていたところでの事件・・・ローズの死。
そしてジョンのところにも、電話のベルが鳴りました。
それではお話の続きです。
「・・・チェスくん・・・わたし・・・すごく悲しい・・・」
「・・・そうだね・・・辛いよね・・・でも・・・」
「・・・もう、うちに入ろ?こんな所で泣いてたら風邪ひくよ。」
「・・・うん・・・。」
「・・・・・・ロバートが・・・ですか・・・?」
「・・・はい、すいません。すぐ・・・そちらに向かいます。」
「うちのお母さんって、おねえさんと同じくらい料理が上手なんだ。」
「・・・。」
「お母さんのクッキー、美味しいよ?おねえさんの好物だったでしょ?」
「・・・うん。」
「クリスチャン・・・悪いけどミッシェルに連絡してくれ・・・」
「・・・え?・・・何かあったの?」
「・・・ロバートが・・・」
「・・・チェスくん・・・ありがとうね・・・。」
「ううん、気にしないで。早く元気になってくれたらそれでいいから。」
(いい子ダナー・・・。)
「・・・ロバートが・・・万引きしたって・・・。」(悪い子カナー???)
「・・・明日お葬式なのに、そんなに泣いてちゃ目が腫れちゃうよ?」
「・・・うん。」
「ほら!今日はもうお風呂に入って、寝るのが一番だよ!」
「・・・チェスくん・・・本当にありがとう・・・。」
「ちゃんと食べてね。美味しいから。」
ローズの死の知らせを聞いて、思わず体が動いたジョンでしたが・・・
ドラマってのはそう簡単にいかないものですよね・・・???ヒヒヒ。
しかし、チェスターです。
この子は本当にいい子でねぇ、ホリーちゃんとくっついたら、その子供はどんだけいい子になるんだ!?ってくらいいい子なんです。
リンダはさすがに落ち込むよね・・・そりゃ。
サンセットバレーに越して来たリンダにとって、ローズは大先輩であり、大親友といってもいい存在でした。
「・・・ローズさん・・・わたしたち・・・まだ・・・」
「・・・まだ・・・駄目なのに・・・。」
「・・・親父・・・ご、ごめ・・・・・・」
「・・・帰るぞ・・・」
「・・・今日はもう寝なさい。」
ローズの死、息子の暴走・・・
二人にとって大変な1日となってしまいました。
ー翌朝ー
「あなた!」
「・・・なんでそんな格好してんの?」
「・・・え?後でジェロッドさんの葬式に行かなきゃいけないだろ。」
「でもまず・・・」
「・・・学校だろ。わかってるよ。」
「・・・なんであんな事したのかしら・・・。」
・・・ジョンには多少の後ろめたさがあるだけに・・・気の毒です。
「・・・すいません、タクシーをお願いしたいんです。」
リンダにしても・・・
ジョンの隠しきれない罪悪感は、そりゃもちろん感じていたのですから・・・。
あぁ・・・なんて不埒で時に切ない関係でしょうか。
・・・どうでもいいのですが・・・
思いつきでやってみたゴス氏の正装&お出迎えがカッコよすぎた!やっぱゴス家は別格だね!
・・・話に戻って・・・
「さぞ落ち込んでおるだろうと思うてな。」
「・・・でもね・・・あの・・・タクシーを・・・」
「こんな日に、そんなしみったれたもんに乗っちゃいかん。」
「・・・ふふふ。」
時に気難しいけど、きっと、お茶目でユーモアセンスに富んだ紳士だと思います。
道すがら、きっとリンダが元気になるような冗談など飛ばしていたに違いありません。
ね。
でも・・・
「大変じゃったのう。」
「・・・いや、お恥かしい事です。」
「そんなに気にするな。万引きの一つ二つ、誰でも覚えがあるじゃろうて。」
「わしなんか若い頃どんだけやらかしたか!」
「・・・え?ガンサーが・・・?それはちょっと想像付かないな。」
「そういうこったから、そんなに気落ちするでないぞ。」
「・・・えぇ・・・。」
「みなさま、今日はお集まり頂きまして、誠に感謝しています・・・」
「さぁ、元気出して!年寄りが死ぬのは自然な事なんだから。」
「・・・えぇ・・・あの・・・わたし噂で聞いちゃったんですけど・・・」
ローズの死。
彼女は私にとっても、とても思い入れのあるシムだけに、
こういう形でお葬式のSSを残せたのは、今回やってよかったと思います。
ローズと言えば、その昔・・・リバービューでロバートと色々ありました。
色々あった同士って、こういう時、お葬式に行くのか行かないのか迷いましたが・・・
・・・やっぱり来てもらって、よかったです。
ロバートは大家族を支える為に神々の食事を何度か食べていますが、
それでもローズと同じ月日を過ごして来た訳ですからね・・・
こんな時、ロバートの胸中はどうなんだろうとか、やっぱり色々考えたりします。
へへへ、ちょっと湿っぽくなってしまいました。
「さぁ、もう行こうかの。
いつまでもこんな所でメソメソしてんじゃ、ローズも安心して眠れんわい。」
「・・・うん。」
結局、というか、当然なのですが、この日、二人は一言も交わすことがなく・・・
何となく・・・そのまま・・・日々が過ぎていきました。
「なんでだよ!チェスと映画に行くだけだってば!」
「本当にそうかしらね?」
「もう一週間も家に篭ってるのに!今日くらいいいじゃん!」
「ねぇ!お願いします!今日だけでいいから!後は何でもしますから!」
「さぁねぇ?・・・クスッ・・・お父さんに聞いてみたら?」
「今日はロバートと、映画観に行こうって言ってたんだけど・・・」
「ほら、あんな事があった後だから・・・来られるかわかんなくて・・・」
「・・・あぁ・・・うん、わたしも・・・その話聞いた・・・。」
「それで、よかったら気分転換で・・・一緒にどうかなと思ったんだけど・・・」
「映画・・・?・・・そういえば、長い間観てないなぁ・・・。」
「・・・いいかも!」「ほんと?」
「うん!」「へへへ。」
「ロバート・・・来るかなぁ。」
「・・・もうちょっと待ってみよ?」
「うん。」
「チェスーーーっ!」
「あーーーーっ!ロバート!来られたんだ!」
「へへへ、俺にかかれば親なんて簡単に丸め込めるって。」
「もうっ・・・ロバートってば、また怒られるよ?ふふふwww」
でも、今はそれどころじゃない!
「やったね!」「おう!」
「・・・ロバート、お前は調子に乗るんじゃないぞ。」
「まさかリンダさんが居るとは思わなかったな。」
「へへ、僕が誘ったんだ。だってロバート来るかわかんなかったし。」
「そんな事より、早くチケット取りに行こうぜ。」「うん。」
「じゃ、ちょっと先に行ってるね。」
「・・・ん?・・・あぁ・・・」
「いい席を頼むな。」
「うん、任せといて!」「うるせー親父だよ・・・。」
「・・・あいつは・・・まったく・・・。」
「・・・。」
「・・・リンダ。」
「・・・はい・・・。」
「・・・あのさ・・・」
「・・・辛い時に一緒に居てやれなくて・・・ごめんな。」
「・・・そんなこと・・・」
「いや・・・悪かった・・・。」
「・・・あなたこそ・・・大変だったって聞きました。」
「・・・あぁ・・・まぁな・・・。」
「・・・あのね・・・それで・・・わたし・・・考えたんです・・・。」
「・・・?」
「・・・わたしたち・・・わたし達の関係って、どうやっても肯定出来ないって。」
「・・・え?」
「やっぱりジョンさんは・・・お父さんだし・・・」
「・・・それは・・・」
「だから・・・」
「・・・もう・・・止めにしましょう。」
「・・・。」
「・・・あ、わたし・・・コンロにお鍋をかけたまんまだった・・・」
(うそこけーーーっ!)
「・・・え・・・?」
「・・・急いで帰らなくっちゃ・・・あの、チェスくんにそう伝えてもらえます?」
「・・・あぁ・・・うん・・・。」
「・・・では・・・」
「・・・ごきげんよう。」
・・・オゥ・・・
・・・ノォォォーーーーーーッ!!なんでそうなるの、この二人!
どうせ不倫なんだから開き直っちゃえばいいのに・・・なんでこうなるの・・・。
でも、この二人って・・・所詮・・・真面目なんです。
真面目だけに、やっぱり・・・色々思う事があって・・・
ジョンとリンダの物語。
これにて・・・序盤の終了です。
・・・え?・・・・・・え?・・・これで序盤・・・?
えぇ、自分でもウンザリするくらいに・・・長い長い物語になりそうな予感です。
・・・そういえば、4の方も何となく楽しそうなパックの発表がありましたね。でも・・・今は・・・こっちに集中したい親心です。買うか買わないか迷う・・・しかも月末にはハウス・オブ・カードのリリースも控えてる・・・辛い・・・嬉しい・・・時間が足りない・・・!
あぁ・・・時間!時間をーーーっ!1日を48時間にしてくれーっ!!