第23話
スポーツキャリアのジョンは木曜日以外の15時から18時までが仕事の時間です。
なので、昼間の僅かな時間と、仕事帰りにリンダの家に立ち寄る事が多い今日この頃。
「・・・帰るよ。」
「・・・うん・・・気を付けて・・・。」
短い時間しか一緒に過ごす事が出来ない・・・
そして、嗚呼・・・今日もジョンは帰っちゃう・・・。
やっぱり・・・
リンダは切ない恋心のままですね。
それはジョンも同じ・・・だといいなぁ・・・。
だって、あんまりにも、あっけらかん!と燃えまくられたんじゃさぁ・・・
まるでどこかの何とかグラーブさんみたいじゃないですか・・・?
って・・・www (わざわざこの為だけに4を起動したシムズバカはワタシですが何か?)
そうそう、あなたのウワサをしていたんですよ!
やっぱこのシムの、若いねーちゃんをはべらせてワッハッハッ!って様になるなぁ。
ランドグラーブさんとモティマーさんに関しては、4のイメージでかなり定着しちゃった感じですねって・・・
話を戻しましょう・・・w
まぁ要は・・・このシムと違って、リンダもジョンも、
・・・こういう事・・・にはあんまり慣れてないと思うんですね。
そうそう、その感じ!
ポーズMODの威力が凄まじい!というか、
ポーズMODがなければ途方に暮れてただろうシーンが多くて、ポーズ作者の人って本当に凄い!
ともかく・・・
そうなってしまってから、実はこの二人って・・・ちゃんとした話をしていません。
そりゃ他愛無い世間話はしていますが、肝心の・・・
・・・これからどうなる?・・・どうしよう・・・?
こんな事になってごめんなさい・・・いや俺こそ、こんなつもりじゃ・・・。
そんな・・・肝心の話を何となく避けたまま、
ずるずるずるずる逢引に耽る日々を過ごして来たのです・・・。
まぁ、だけどジョンもリンダも、基本は悪い人間じゃないので・・・
リンダがどれほど自分を想ってくれているのか・・・
そしてリンダは・・・決して隠しきれてはいないジョンの罪悪感を・・・
お互い何となく察して・・・・・・もうなんかやべーなおい・・・。
そんなジョン、今日は・・・
何だか・・・真っ直ぐ家に帰りたくない気分、そんな夜だってあるさ。
と・・・一人浸って飲んでいると・・・
この後ろ姿、ジョンの奥さんのお父さん・・・義父のロバートです。
「あれ?・・・お前が一人で飲んでるなんて珍しいな。」
「・・・ははは。」
「いや、ほんとに・・・何かあったのか?」
「・・・別に・・・なんもないっす・・・。」
「だったらいいんだが。そういやロバートが最近荒れてるってな?」
「・・・まぁ、年頃ですから。」
「まぁな。でもちょっと気をつけてやった方がいいだろうな。」
「・・・そういや、最近・・・お前もよく家を空けてるそうじゃないか。」
「・・・いえ、ちょっと・・・野暮用があったもんで・・・」
「でも・・・もう終わりました。」
「・・・そうか・・・」
「難しいよな、子育てって。」
「・・・え?・・・えぇ。」
「あーた、なにそんな死にそうな顔してんだろ?」
「・・・え?」
「だって全然食べてないじゃない!」
「た、食べてます!ほら!この通り・・・!食べてますよ!」
「ぷっ・・・無理しちゃって。何かあったんでしょ?」
「・・・ううん!なーんにもないです!ほら!いつも通り!平常運転!」
「・・・。」
「・・・大丈夫かしらねぇ、やっぱり心配だわ。この子。」
さて、この間から無意味に考えていた、逢引時の安全対策。
結局、ここシム界では自宅が一番安全ではあるんですよね。不自然だとしても・・・w
ただ、さすがに家の前に車を停めるのは幾ら何でも怪し過ぎる・・・
てことで、リンダの家の裏にとりあえず車は停める。
そして・・・
抜き足・・・
差し足・・・忍び足・・・で・・・リンダの家に向かうジョンの図・・・w
・・・探偵のアクションがこんな形で活用されるとは、さすがのシムグルさんも予想外だったに違いない・・・?
ともかく、話を戻すと。
ジョンはバレ対策の最終奥義!裏口から回る作戦に出る事にしました!って話です。
いくら色々スルーしまくるシム相手と言えども、
やっぱ玄関から頻繁に出入りしてるのは・・・さすがにマズイと思ったんだけど・・・
よく考えると・・・裏口から出入りしてるのを目撃された日には、その場で一貫の終わりとなりますわな・・・。
世の中の不埒なカップルはどんな風にしてバレ対策しているのかしら?
ごめんwww
真面目な展開が多くてたまには息抜きしたかったんだもーんwww
「いやー参った参った・・・中の人に変な事させられてた・・・
絶対普通に歩いた方が自然だよな・・・まったく。」
「ふふふ・・・やっぱりこれからは、ちょっと考えないとね。」
「・・・それなんだけど・・・リンダ・・・」
「しばらくちょっと・・・あんまり来れないかもしれない。」
「・・・そっか。」
「・・・ほら、ロバートがちょっとあれな時期なんだよな、やっぱ・・・」
「うん・・・」
「・・・わかった。」
「・・・あ・・・でも・・・」
「・・・今日は・・・泊まって行こうと思うんだけど・・・いいか?」
「・・・あなたが大丈夫なら・・・わたしはそれでいいけど・・・。」
こうして・・・無事・・・?初めてのお泊りとなりました。
制約が多い関係だけに、せめて家の中でくらいゆっくり寛いで欲しいなぁって、
これは実際にプレイしていた時も意識していましたね。
こうして肩を寄せ合ってテレビを観るなんて・・・
リンダ、よかったね!
この親密な関係同士のシムが抱き寄せて眠るアクション・・・どうして4では削ってしまったのか、真面目に小一時間問い詰めたい気分です。
ーそして・・・あっ!という間に・・・翌朝ー
「おはよう。」
「あ、起きちゃった!」
「よく眠れた?」
「あぁ、リンダは早起きなんだな。」
「朝ご飯作ろうと思ったのに起きて来ちゃった・・・急いで作るね。」
「・・・あ・・・」
「・・・今日は仕事のあれで・・・あんまり・・・時間ないんだ・・・。」
「・・・そっか・・・」
「じゃ・・・また今度だね。」
「・・・あ・・・でも・・・」
「・・・外で食うぐらいなら時間あるかな?」
「・・・え?」
「ほら、早く用意して行くぞ。」
ジョンはあっちにもこっちにも、気を遣う事になりがちでちょっと気の毒ですが・・・
ここでつい、リンダ可愛さに負けてこうなっちゃうのが、ジョンのいいところでもあり悪いところかもしれません。
そんな訳で、初めてのお泊りからの夜明けのモーニングですって!
まぁ!いやらしいんだから!
まぁでも、ジョンもね・・・あんなガッガリした顔されちゃうとね・・・
やっぱ何かしてあげたいって、つい思っちゃうと思うんだ・・・。
さて、でも、これって結構危険な行動だと思いますが、どうなるやら・・・。
で、まぁ・・・案の定というか・・・www
「あら!コナーさん、リンダさん!いらっしゃい!」
うちのパターン的に、まぁ・・・こうなります・・・w
「おはようございます、クラベルさん・・・。」
「あら、こんな朝早くに珍しい二人の組み合わせなのねぇ・・・これはもしかして・・・」
「・・・イケナイ夜明けのコーヒーなのかな・・・なんちゃって・・・wwww」
・・・正解ですが、ここで簡単に認める訳にはいかない!
こんな時に頼りになるのはやっぱり・・・リンダだね。
「・・・あの・・・取材なんです。」
「・・・取材?何の?」
「えっと・・・次の本の内容をスポーツメインにしてみようかなぁと思って・・・
それで・・・コナーさんにお話を伺ってたんです。」
「・・・ふーん!確かにスポーツの事ならコナーさんに聞くのが一番よね!」
「でしょう?時間が合わなくてこんな時間なんですけど、変なあれじゃないんです。」
「なるほどね。」
「それで・・・まだ取材段階で形に出来るかもわからないから・・・」
「はいはい!わかりましたよ。他言は無用って事ね。」
・・・こんな都合のいい話があるか・・・!
いや、ある・・・そうじゃないと話が進まない・・・。
「・・・ごめん・・・やっぱ俺、軽率だったよな・・・。」
「ううん、早く食べて出よ?」
「勝手にあんな事言っちゃって・・・ごめんなさい。」
「いや・・・正直、助かったよ・・・。リンダ・・・俺たち・・・」
「・・・・・・何でもない。じゃ、もう行くよ。」
「うん・・・気を付けて。」
今日は何とかリンダの機転で一難逃れましたが・・・
ほんとに降ったり晴れたり・・・消耗する関係ですね。
この先も大変だな、こりゃ。