ルークの物語 最終章
ただの思いつきのわりに・・・予想外の展開になってしまいました・・・。
何故こんなややこしい事に・・・あぁ、そうか!これぞシムズの醍醐味でしたね。
もうしばし・・・中の人の妄想にお付き合い下さい。
今回のテーマソングは『The Goo Goo Dolls - Black Balloon』で頑張りました。
「ね、アランさんとは上手くいってる?」
「うん!まぁまぁだね。」
「まさかニーナがあの人と結ばれるとはねぇ。」
「ねぇ!サム、びっくだよねぇ。」
「・・・。」
「サムってば、聞いてる?」
「・・・んぁ?ごめん・・・何の話だっけ?」
「また仕事のこと考えてたでしょ?」
「・・ごめん・・・。」
「たまには息抜きしなきゃ!ね、ルシアノもそう思うでしょ?」
「あぁ、そうだな。兄さん最近、仕事に熱中し過ぎだぜ?」
「あんまりボケっとしてたら浮気しちゃうゾ!」
「おいおい・・・冗談だろ?」
「さぁね!」
・・・何という・・・罪深い女でしょうか・・・。
でも、サムくんはそれどころじゃありません。
「・・・ん・・・ねぇ・・・電話鳴ってるみたい・・・」
「・・・え・・・?・・・ごめんごめん・・・」
「・・・まだ夜明け前じゃないか・・・こんな時間に何だ・・・?」
「・・・は?」
「どうだ?」
「やりましたぜ警部!今回は、ばっちり証拠が残ってます!」
「・・・そうか。」
「またフィッシャーの仕業ですかね?」
「・・・それにしては・・・」
「いつもあれだけ周到に準備する奴の仕事とは思えないな・・・。」
「ですねぇ、まさかランドグラーブ家を狙うとは・・・」
「これだけ厳重な警備をどうやってすり抜たんでしょうなぁ・・・?」
「・・・。」
「・・・何かがおかしい・・・。」
「おい!ランゲラク・・・」
「お前に面会だぞ。」
「・・・へぇ・・・。」
「警部!大変です!!!」
「・・・な、何だって?」
「・・・してやられました・・・。」
「・・・これは・・・やばいぞ!おい、フィッシャーの家に急ぐんだ!」
「・・・こっちは?」
「いいから早くしろ!!」
「・・・すいません・・・ボス・・・俺・・・蜘蛛だけは苦手なんですぅ・・・。」
「いいから早く着替えるんだ。」
「・・・今度だけは、何があってもトチるなよ!」
「へい!」
「どうだ?」
「・・・それが・・・」
「・・・もぬけの殻だとぉ・・・?」
「・・・はい・・・。」
「高級品や盗品らしきものは・・・綺麗さっぱり何も残ってません!」
「・・・。」
「こっちはどうだ?」
「・・・ダメです・・・。」
「・・・クソっ・・・!」
「・・・よし、引き上げだ・・・手の空いてる者は道路封鎖の方に回ってくれ。」
「・・・はい。」
「・・・。」
「・・・メイ・・・」
「・・・メイ・・・!」
「悪いけど、ちょっと起きてくれないか。」
「・・・ん・・・」
「・・・どうしたの急に・・・?」
「・・・ちょっとな・・・」
「・・・ちょっと面倒な事になってな。」
「・・・え?」
「・・・いいかメイ、よく聞くんだ。」
「俺は・・・しばらく町を離れる。」
「・・・え?そんな・・・どこに行くの?」
「お前は知らない方がいい・・・いいか、金は用意してあるから・・・」
「あれだけあれば・・・しばらくは安心だろ?」
「・・・何よそれ!?」
「いいか、警察が来ても何も知らない振りをすればお前は大丈夫だから・・・」
「・・・一体・・・何なのよ・・・!?」
「詳しくは言えないけど、とにかくちょっとヤバいんだ。」
「・・・そんなの・・・あなたらしくない・・・。」
「・・・そうだな・・・。」
「・・・どれ位で帰って来る・・・?」
「・・・さぁ・・・でも心配すんなよ、必ず戻って来るから。」
「・・・。」
「・・・わたしね・・・」
「・・・何だ?」
「・・・ううん・・・気を付けてね・・・。」
「・・・待ってるから・・・。」
「悪いな・・・面倒かけて・・・じゃ・・・」
「・・・またな。」
「・・・うん・・・元気でね・・・。」
「・・・ルークのバカ・・・。」
ほんとにルークってバカだけど・・・ちょっとカッコいいやんかぁ・・・!!
まぁ親バカもそこそこに・・・w
長くなってしまったので次回に続きます。