分かれ道 リンダ・トンプソン
引き続き、中の人の妄想が爆発しております・・・。
さぶイボ覚悟の上、生温かい気持ちで読み進んで下さいます様お願いします。
「・・・話があるんだ・・・。」
「・・・話って・・・?」
ー数日前ー
「・・・話って何なの?」
「・・・こんなの酷過ぎるじゃないの・・・!」
「・・・お父さんなんか・・・」
「・・・大っ嫌いだもん・・・!」
「・・・別れて来たよ・・・。」
「・・・そんな・・・」
「本当に悪いと思っているよ・・・。」
「子供嫌いだから、私の事も嫌になっちゃったんだ・・・!」
「・・・そうじゃないんだよ・・・」
「・・・お前のせいじゃないんだ・・・」
「・・・だって・・・」
「何があっても・・・お前の父親である事には変わりないんだ・・・」
「・・・ごめんな・・・」
「・・・お父さんなんか・・・大嫌いだもん・・・。」
「・・・ずっと・・・ずっと愛してるから・・・。」
「リンダ・・・」
「俺の方がだいぶ年上だから・・・」
「きっと将来的には寂しい思いをさせる事になるだろうけど・・・」
「・・・そんなの気にしない・・・。」
「・・・」
「結婚しよう・・・」
「・・・え?」
「残りの人生を一緒に過ごしたいのはリンダしかいないんだ・・・」
「・・・私も・・・ずっとあなたと一緒にいたい・・・」
ーそれから数日後ー
「・・・あれ・・・?」
「リフォームでもするのか?」
「・・・引っ越しすることになったの。」
「・・・え?」
「あの人と、隣町に行くことにした。」
「・・・そうなのか・・・。」
「ほら・・・せっかく新しい一歩を踏み出すんだから・・・」
「・・・よかったな。」
「うん・・・」
「・・・どうせまた訪ねて来るんでしょ?」
「・・・ま、まぁな。」
「・・・ところで、エマには言ってあるのか?」
「・・・それが・・・」
「・・・あれ・・・?」
「・・・。」
「・・・荷物、どうしちゃったの・・・?」
「・・・引っ越すことになったんだ・・・」
「・・・引っ越し・・・?」
「・・・うん・・・て言っても、隣町だよ。」
「・・・おじさんと・・・?」
「・・・うん・・・結婚することになったの・・・。」
「・・・そっか・・・」
「・・・エマちゃん・・・」
「・・・よかったね・・・!」
「・・・エマちゃん・・・」
「・・・ほんとに・・・よかった・・・!」
「・・・ありがとう・・・。」
「・・・またいつでも会えるでしょ・・・?」
「・・・もちろん!」
「本当に・・・これでいいのか?」
「うん・・・あなたと一緒になれるなら、形なんてどうだっていい。」
ーそれからしばらくして・・・ー
「・・・ん?何だろ・・・これ・・・?」
「あなた宛で、何か郵便が届いてる。」
「・・・ん!やっと来たか・・・!」
「何なの・・・?」
「ん?ちょっとした薬だよ。」
「薬って・・・何か怪しいやつ?」
「リンダと長く一緒に居たいだけだよ。」
「これで・・・」